北アルプス・燕岳・合戦尾根(冬に向けて、体馴らし)

日時 :2017年11月05日-06日
目的 :初冬登山(冬に向けて、体馴らし)
場所 :北アルプス・燕岳・合戦尾根
メンバー:ソロ

05日:中房温泉(7:30)-合戦小屋(10:00)-燕岳荘(11:30)-テント設営・休憩-燕岳山頂(13:30)-テント場(14:00)
06日:テント場(7:30)-中房温泉(10:00)

冬に向けて、体馴らし。
日帰りのコースですが、1泊しました。テントと寝袋、コンロがあれば十分命は守れますので荷物も軽量バージョンです。北アルプス・燕岳はもう何回も来ていますが、それでも、飽きないコースで良いトレーニングになりました。

 

三連休の中日(土曜日)、冬型になり寒気が流入しますから北アは寒くやや荒れることは分かります。寒気の強さによって遭難する人が増えるのではないか、と危惧しました。テレビの天気予報は「山のこと」を話すわけではありませんし、ここ1か月程度週末が雨だったので「三連休は良い天気になりそうです」というキャスターのコメントが多かったように思えます。そうすると、山に安易に出掛け気象遭難になってしまうケースがあります。テレビはあくまでも平地での天気ですから自分でしっかり分析したいものです。

そんなわけで、土曜日を避け、日曜日に入山して1泊という計画です。

中房温泉に前日、車中泊です。予測通り駐車場の上空は分厚い雲に覆われていました。駐車場で気温0度だったので山頂付近は-10程度だったと思います。厳冬期に比べたらポカポカ日和ですが(笑)この時期とすれば厳しいでしょう。

日曜日朝7時半出発です。いきなり急登なのでゆっくり登ります。登り始めはガスに覆われていましたが、徐々に空が青くなってきました。第一ベンチ、第二ベンチ・・・・としっかり休憩場所があるので休憩のタイミングを忘れることはありません(笑)。登り始めて2時間半程度で合戦小屋に到着します。そこから雪が増えてきました。新雪なので前日降ったものと推測できます。アイゼンを付ける人が多いのでびっくりしましたが、この程度でアイゼンを付ける必要はないと私は思っています。逆に、アイゼンを付ける方が岩に引っかけたり、足を捻挫したり、と問題を起こすものです。しかも、雪がないところは登山道を削ることになります。

僕は持っていませんが、鎖の軽アイゼンならいいかもしれません。

稜線に出ると、晴天で非常に綺麗です。常念岳、蝶ヶ岳もよく見え、うっすら雪化粧しています。正午前に燕岳荘に到着です。燕岳荘周囲をぶらぶらして、テント場でテントを張って休憩です。テント場には誰もいませんでしたので場所を選び放題です。日暮れの風向きを予測して安全な場所を選び、しっかり固定します。その後、燕岳山頂に向けて往復です。1時間程度で戻ってきました。テント場には6張ほど張っていました。

15時頃にはテントでゆっくりし、空や山を眺めながら過ごしました。日曜日は高気圧に覆われていますから気温も思ったほど下がりません。何とも贅沢な時間です。夜は月明かりでライトなしでも過ごせました。

翌朝、ご来光をテントから眺め、下山です。下山時もアイゼンは必要なく一気に下ります。2時間半で中房温泉に戻り、そのまま東京へ戻ってきました。

 

<反省>
少し緊張感に欠けてしまい反省です。しっかり準備はしたものの、少しお気楽ハイキング的気分は良くなかったように思います。ただ、登り中に稜線での雪の多さについて考えていました。もし多いとスコップが必要でした。その場合「スコップなしのブロック形成技術」をどうしようかアイデアを模索していました。ストックでブロック出しをできないか? とかです。また、研究課題が増えました。今シーズンの研究課題とします。

 

 

 

雲海が綺麗です。富士山もしっかり見えました。

 

燕岳・稜線から見る槍ヶ岳

 

稜線(燕岳荘から常念)もそろそろ雪化粧です。

 

夜景も綺麗です。まもなく、夜が明けます。

 

御来光です。お疲れ様です。