先日、ウエストロック府中店で取材を受けました。
有名なスポーツ雑誌「TARZAN」767(6/27日発売)です。
万年アルパインクライマーになっていました。
ありがとうございます。
富士山・富士宮ルート(高所トレーニング)
日時 :2019年05月25日
目的 :高所トレーニング
山域 :富士山・富士宮ルート
メンバ:私(ソロ)
富士宮5合目口(4:30)→9合目(9:00)→富士宮5合目(11:00)
出発は寒くゼロ度近かったです。
駐車場からゆっくり進みます。僕は富士山は高山病になりやすいのでいつも慎重に登ります。北岳や穂高は問題ありませんが、富士山の下山時には確実に高山病になりますので、トレーニングを兼ねて登ります。
もともと山頂まで行く予定はなく、3000メートルで下山するつもりでした。これだけ登山していますが、どうも耐性高山病の遺伝子はないようです。
ゆっくり登ります。流石に朝は雪がしまっており危険です。滑落しないように慎重に登ります。早めにアイゼンを付け、横向きのフラットフィッティングで確実に登ります。海外のアイゼンワークの基本動作ですが、そんな技術を持って富士山にきている人はいません。それどころが、アイゼンも付けずに運動靴で登る人もいて注意しました。気温が上がれば問題はないかと思いますが、それでもしっかり山登りの安全技術を学んでもらいたいです。気温が下がれば下山出来ないと思いますので。
登山道には雪がないところがあり、登れます。ただ、気温が上がり安全に登れるようになってきたのでそのまま雪渓を登ります。やはり岩より雪の方が歩きやすいので、すぐに3000メートルを超えます。3400メール付近の9合目で軽い高山病の症状が出始めたので下山判断をします。もともと3000メートルを目標にしていましたら、十分です。雪渓を慎重に下山します。やはり、雪の上は早い。気温がどんどん上がり、下山時にはシリセードで遊んで、滑落停止等を練習することができました。冬山の滑落停止練習これでシーズン終了で、次は12月ごろから開始したいと思います。
富士山、ありがとうございました。
奥秩父・甲武信(残雪期登山)
日時 :2019年05月04日
目的 :残雪期登山
山域 :山梨県・奥秩父・甲武信
メンバ:私(ソロ)
西沢渓谷(5:50)⇒(徳ちゃん新道)⇒戸渡尾根分岐⇒甲武信岳(11:00)⇒戸渡尾根分岐⇒(徳ちゃん新道)⇒西沢渓谷(14:30)
天気分析に失敗して、12時頃から酷い雷雨で怖い目に・・・
大きく天気が崩れるのは、夕方位からだと分析。寒気が上空に入ってくるので、夏場の夕立と原理は同じだが、その タイミングは違うことも分かっていた。 出発時は天候もよく、ゆっくり徳ちゃん新道を登る。2000メートル付近まで雪はなく非常に登りやすくペースが上が る。2000メートルを超え、軽アイゼンを着けさらに進みます。樹林帯なので安全で歩きやすいですが、観天望気で雲の流れや湿度を分析してみると、「これはカミナリがくる」とすぐに分かります。
山頂に到着後、そのまま山小屋で泊れば問題はなかったのですが、高速下山を開始。これはいかんかった。
山小屋から離れ、戸渡尾根分岐から徳ちゃん新道へ入るところから少し雪が降ったと思ったら、急にひょうに変わる。それから、2000メートルまではひょうで、それからはどしゃ降り。 カミナリが半はなく、右側の尾根に一発、左側の尾根に一発。次は自分の尾根のような気がすると、目の前100メートル位に一発。始めて、木が水しぶきを立てたところを見た。
両足を揃えて教科書通りに回避姿勢をしておさまったら、進むを繰り返す。体力のない人は低体温になるかも、と思って西沢渓谷に下山したら、案の定、山梨県警の救助隊がきている。あれは久し振りにやばい。こんなに気象の勉強をして経験しても予測を間違った。
顔写真が物語っている。カミナリの静電気で髪の毛が逆立ちしたのかわからないが、濡れているにもかかわらず髪の毛が立つ(笑) 後日分かったのだが腕もやられていて、2週間位手の甲が痺れていた。直撃をうけないまでも近くにカミナリが落ちるとそれなりの影響があることを知る。
下山時のスピードは今までの最速だったけど、また反省した登山だった。
山梨県・三ツ峠(登攀トレーニング)
日時 :2019年04月21日
目的 :マルチクライミングの練習
山域 :山梨県・三ツ峠
メンバ:私、Nくん
登攀練習時間:7:30~12:30
三ツ峠でマルチの練習です。カラス事件が・・・
1泊しようと思いましたが、少し仕事の疲れと寝不足があり、どうしても土曜日は運動できず、本日の日帰りとしまし た。N君は前日に富士山に行ったようです、この時期の富士山なら、まぁ大丈夫でしょうけど、疲れがある中でのク ライミングは気をつけた方がいい、とアドバイスはしておきました。
7時前に屏風岩に到着して、天気がいいので人が多いと思い早目に離陸。T字クラック(Ⅴ )→No.14クラック(Ⅳ ) →権兵衛チムニー(Ⅳ)→天狗の踊り場へ。 クラックが決まれば難しくない「No.14クラック」もそれに気づかないと結構難しい。権兵衛チムニー左横のスラブに 挑戦したが、これは次回に持ち越そう。 Nくんも苦戦していたが、最後まで登りきってくれたので、とても充実感のあるクライミングであった。いいマルチ の練習になった。
ありがとうございます。
■付録
懸垂して戻ってくると、何やら荷物が荒らされている。Nくんが座っているのは、僕の食糧の上で、
「中辻さん、すみません、食糧が破けてしまって、僕が座ったので」
そんな破けるはずはないので、可笑しいなと思っていたが、まぁ、謝るのでそうかな、と思っていたら、隣なおじさ んクライマーが、
「君たちの食糧、カラスが荒らしていたよ」
とNくんの責任ではなかった。それを聞いたN君が冗談で逆上(笑)して、
「僕の責任じゃないじゃないですか、謝って下さいよ」
と笑っていうのだが、 何だか、Nくんの独り相撲のような気がして可笑しくなった。
三ツ峠のカラスは有名で、少し忘れていたので、反省。
奥多摩・酉谷山(残雪期登山)
日時 :2019年04月06日
目的 :残雪期登山
山域 :奥多摩・酉谷山(残雪期登山)
メンバ:私(ソロ)
東日原駐車場(7:00)⇒天目山(9:30)⇒坊主山(割谷ノ峰)(11:00)⇒酉谷山(13:00)⇒天祖山(17:00)⇒(19:30)東日原駐車場
今日は、辛い登山であった。下山時に足を引きずったのは久しぶり。
雲取山の東側に、酉谷山というマイナーな山がある。馬蹄のようなコースで登山ができるのでトレーニングには良いと思った。初めてのコースなので、残雪期のフル装備でロープや軽量ハーネスも持っていく。但し、靴下をスマートウールからモンベルの厚手を着る。厚手のスマートウール製があればいいのだが、無いのでモンベルのもの。
この靴下がやばかった。
登山を始めた頃のように靴ズレを起こし、足の小指と薬指が激痛で爪がもげ出す。小さく合わなくても、何万歩もあるくと影響がある。 普通、20kmの登山なら疲れるが辛くはない。30kgを背よって高尾トレーニングではなんともなく、筋肉的疲労で済む。 しかし、日帰りの軽い荷物で、「靴ズレを起こし、足の小指と薬指が激痛」エスケープしようと思ったが、そのルートは崩壊で通過できないとお札。致し方なく、痛みを我慢しながら引きずってしまう。
標高1700メートルから一気に下るとき、出血しているのが分かる。ビバークすることも考え方が、明日は歩けないような気がするので、歩けるところまで。もう拷問状態。奥多摩らしく整備されていないところが多いので、危険なところがあるから精神的にも緊張する。 何とか車に帰ってきて登山靴を脱がずに帰宅。いま、拷問のように靴を脱いでお風呂で手当てして何とか痛みを抑えている。
久しぶりだった。
いつも登山をしているしきちんとトレーニングをしている。しかし、当日のコンディションが悪いとこんなことになる。能力があってもコンディションが悪いと、それは事故を誘発してしまう可能性があることに、改め思った。足の痛みを抑えるために体のバランスが崩れ、本来のパフォーマンスがでない。山ではそんな痛みが体全体に影響をおよぼる。 スマートウール製を履き、良いコンディションでトレーニングしてきた体力を過信している自分に反省して、ある程度のトレーニングは必要だが、当日のコンディションに重点を置くべきだ。
・基本的な体力・筋力を保持しているなら、当日のコンディションを整える方が大事 という教訓を学んだ一日だった。
距離 25.8km
記録時間 12:28:18
累計高度(+) 2,845m
累計高度(-) 2,822m
消費カロリー 5008kcal
八ヶ岳・南沢大滝小滝(アイスクライミングの練習)
日時 :2019年03月17日
目的 :アイスクライミングの練習
山域 :八ヶ岳・南沢大滝小滝
メンバ:私、Nくん
アイスクライミングは若い人が増えてきている。 日本の中で、そんなアクティビティは少ないから、いいことかな。ボルダリングから初めてアイスクライミングをす る、というストーリは現代的か。
大滝に4組入ったので、時間稼ぎに小滝で練習。一か所だけルートが開いていたので、サーとリードでしてロープを張 る。 Nくんは、初アイスで「湯川の6級-位」を登っているので、小滝は優しく感じたようで3回程登る。湯川では、誰も登 っていないところを登ったので、アックスの不安感が半端なかったが、小滝はあまりにも登っているようで、ガバガ バ。 クライミングの基本ムーブである対角動作を教えると、どこかのプロクライマーのようにかっこよく登りだした。
時 間があるので、V字スレット(アバラコフ)の練習とその強度の確認、どの程度であれば懸垂できるのか、実験をし てみる。 そのまま、大滝へ移動したが、さらに人数が増え、開いているルートも、登る準備をしているグループが2組。これで はダメなので、もう止めにした。高いが、相変わらず、ガバガバなので難しくなさそう。雪も増えてきたのでちょう どいい。美濃戸でコーヒーを飲んで帰る。
①対角動作
②アバラコフ
③スクリューの使い方
などよい練習ができた。
八ヶ岳・佐久・湯川周辺(アイスクライミング)
日時:2019年02月03日
目的:アイスクライミング
山行:八ヶ岳・佐久・湯川周辺
メンバ:私、Nくん
アイスクライミングの練習にはよいところですが、最近の温暖化とクライミング人口の増加で、練習自体難しいものになりました。
Nくんと近くの駅で待ち合わせをして、林道を走りますが、すでに路肩には車が多く通過するのに時間を有します。林道終着点でUターンできないおじさんドライバーもいたりして困ったものです。
荷物を持って、ゲレンデで、いつも練習する6級クラスのバーティカル部分に到着します。氷のフォールラインに気をつけながら準備を行い、横の土手を登りトップロープを設定しました。
湯川でリードをするチームもいましたが、私はゲレンデはゲレンデとしてすばやく動きの動作をすべきと思っています。しかも標高が1300メートル位ですからリードするにはやや安全性に欠けます。案の定数日後にリード者の事故が起こっていました。湯川でリードはしない方がベストです。
そんなわけでトップロープで練習です。Nくんは初アイスでしたが、やはりボルダー強者なので登り切ります。特に、始めから難しいルートを練習しておけば、それが思考の基準となり、比較対象としてマインドセットされますから、なんとか苦労しても練習しておくべきなのです。
ふと、横を観ると、あまり経験のない人が氷のフォールラインにいます。アイスクライミングは必ず氷が落ちてきますから、フォールラインを避けるべきですが、それができない人は少し困るのです。一応注意しますが、チームのリーダーがしっかり管理してもらいたいです。知らぬ顔をしているリーダーにうんざりしますが、注意を促しました。
確かに、最近ガイドさんは土日の湯川を避けるようです。確かに、これほど人数が増え、しかも、危険予知に欠けられると事故に巻き込まれる可能性が増えます。そろそろ我々も場所を変える必要があるような気がしてきました。
何度か登り練習を終えると、手がパンプして心地よいトレーニングとなりました。
ありがとうございます。
クライミング100登ノック
日時:2019年1月26日
場所:昭島プレイ
久し振りにY氏と100登ノック。 スタティックビレイ、ダイナミックビレイの練習をしました。しかし、クライミング自体は苦しいものになりました 。
阿弥陀・ 南陵やめたら、ご褒美が・・・
阿弥陀・ 南陵やめたら、ご褒美が・・・
友人と阿弥陀・南陵の予定が、インフルという連絡を受けて中止。
体調が悪いのに登山に来る方が正直困るので、正しい判断。 一人でいくことも考えたが、突発的にいったら怪我をしそうなので 、ゆっくり寝て、高尾山トレーニング。
いつもの神社で準備していたら、いつもいる農家のおじさんと話込 んでしまい、「おーい、ゆず、あげるよ」と取り立てのゆずを頂く。 南陵では、「ゆず」が取れないので、まぁ、よい週末とする。
山梨県・三ツ峠アイゼントレーニング
日時:2018年11月24日
場所:三ツ峠
内容:アイゼン登攀トレーニング
今日は、三ツ峠で久しぶりにアイゼン登攀の練習でした。登山道は少し雪があったものの岩場は徐々に暖かくなってきました。 中央カンテをアイゼンで登ろうと思いましたが、少し時間がかかったので、シングルピッチでの練習となりました。Nくんも回数を重ねるごとに上達するので、やはりセンスがあると思います。アイゼン登攀は丁寧の荷重を掛け、踵を水平に保ては登れます。冬の登攀ですから、手袋をつけなければ意味がありません。これがなかなか難しいです。 信州大学医学部の学生もこられて、よくコミュニケーションが取れました。 帰り、23kmも渋滞しているので、道志の国道413号も通りましたが、こちらも土砂崩れで通行止めです。しかし、迂回しないといけないのですが、迂回ルートを知っていれば、他の車がいないので快適で、恐らく高速よりも早く帰れました。 なかなかよいトレーニングとなりました。ありがとうございます。