なんだか、プロのクライマーが騒ぎ立てているが、 日本の岩に傷を着けたくらいでどんな罪になるのだろうか? そもそも、岩場の大部分は、地権者がおり、利用には許可がいる。 利用禁止となった岩場で無視して登るクライマーや、たばこを投げ 捨てるクライマーも多く見てきたが、そういうクライマーに対して もっと騒ぎ立てているべきであろう。
御岳などに行くと、喫煙者の煙で気分のよい森林浴も台無し・・・。 岩場付近の道路で歩いてタバコを吸ったなら、東京都青梅市の条例違反で確実に罪に問えるのに、ほとんど罪に問えないチッピングの方で騒ぎ立てる理由が 分からない。 結局のところ、自分たちが登る「課題」が変わることへの心情であ って、自分に降りかかって初めて、騒ぎ立てるプロクライマーに違和感を覚える。 天然記念物に傷を着ければ、罪を問えるが、しかし、そういう岩は クライミングはできない。
もし、普通の岩に傷を着けることに罪を問えるなら、そもそも、白 いチョークでペイントしていることは罪にならないのか? 本当の問題は、自分が正しい、と思うことである。 万が一、チッピング行為をしている人を見つけて、その人を悪人だ と思って暴言や暴力を起こさないか、心配している。