【考察】山の道具と凶器の境界

自然を対峙するために都市が作られてきたことを考えると、都市での振る舞いに注意が必要です。

山ヤ男子はよく職質されるようです。確かに、日焼けをして筋肉も発達する方が多く、また、自然を相手にしている為どことなく外見に厳しさを感じます。僕は経験はありません、たぶん、他の男性に比べて筋肉が付かず、肌も色白からでしょか。肌が弱いので紫外線で皮膚がんになる可能性が高いと昔医師から言われたことがあります。ひ弱な山ヤなのです。

そうであると、最も注意が必要なのは「刃物」です。法律的には○cm以上は銃刀法とか言われたことがありますが、結局調べてみると、「所持が正当でない刃物」はすべて犯罪になる可能性があります。従って、職質で「正当な目的がない刃物」が見つかれば、大部分は逮捕対象になります。

日本は法律が厳格であり、護身用とかは反撃するような武器は許されません。何かトラブルがあれば法のプロセスによって処理していく必要があります。正当防衛も要件が厳しく認められにくいのが現実です。

よって、登山やキャンプという明確な目的があれば「刃物」を所持できますが、帰宅して、車に乗せたまま所持の目的がないところに行くことは法的問題になります。また、「アイスクライミングのアックス」や「ピッケル」は確実に刃物です。ですから、同様注意が必要です。

さらに、「手に持っている」行為は、直ちにその武器が使える状態なので、これまた、法的トラブルになるかもしれません。例えば、登山に行くとしても「アックスを手に持って電車に乗り込む」などは直ちにその武器が使える状態なので犯罪性が帯びてきます。

ですから、
1.「登山やクライミング」の危険な道具を生活環境では所持しない。
2.「登山やクライミング」へいく場合でも法的根拠に従って所持する。
などしっかり学びたいものです。

無知はダメです。僕の経験からも「ただ登れるだけに興味がある人」はいろなトラブルを起こします。何か遊ぶ場合でも、事前にしっかり学びたいものです。そうすれば無責任にいられません、保険を掛けたり、登山計画書をきちんと作成したり、仲間に事前に注意したりできますから。