奥秩父・小川山(登攀トレーニング)

 

日時 :2017年08月19日
目的 :マルチピッチ登攀
場所 :奥秩父小川山
メンバー:Y氏 私

天気予報というのは、都市部を考えられているので、山の天候は難しいのです。しかし、自分の経験と地上天気図/高層天気図等を毎回分析していますと、それなりに分かってきます。

山は標高が高いので地形が天候に影響します。小川山の川上村は周りに大きな山に囲まれた奥秩父です。よって、その山を越えて寒気や水蒸気が流入には関東平野に比べてエネルギーが必要だと考えられます。前日、各天気図を分析してみると、天気予報ではイマイチですが、弱い低圧部に覆われる事が分かりました。しかし、台風や大きな低気圧ではないので、もしかすると、結構いい天気じゃないか、と思ったのです。それで急遽、100登ノックを止め、小川山に行きました。朝東京から出発するときは曇りで甲府も曇り、しかし、野辺山から小川山地域に入った途端、青空に包まれました。
自分で天気図を分析をする醍醐味でしょうか。

Y氏は、小川山が初めてというので、ガマスラブで軽くスラブの練習後、ガマルート(マルチ)に入る予定でした。天候も良く、気温も上がらず快適です。
日頃、ボルダーをしている人にとってスラブ課題は苦手のはずですから、練習はガマスラブが最も良いのです。それで、結構大変だったようで、何度か支点を変えて、スラブの練習をしていたら、結構時間を使ってしまいました。6登程度登ったら、お互いやや疲れが見えてきました。致し方ありません、マルチに入るのをやめ、急遽変更して、少し難し目のスラブ課題を登ることに変更しました。時折、マルチのロープワークを復習しました。

5.10bという課題があります。フレークと呼ばれる手がかりを使うとあまりにも簡単で本当に5.10bなのが疑問です。よって、そのフレークを使わず、完全に足のスメアリングだけで行う限定バージョンを作り、トライしていました。ハマってしまって、最後に何とか2人ともクリアして終えました。

今回マルチに入ろうと思いましたが、そう言えば、私自身も腰痛後久しぶりの小川山ですから、ちょうどよい練習になりました。ありがとうございました