日時 :2017年09月29日
目的 :クラック・クライミング講習会に参加
場所 :八ヶ岳・佐久・湯川
クライミングの講習会、久しぶりの受講です。
今までクラック・クライミングは避けてきました。理由は色々あるのですが、登ることばかり考えるより救助方法等の安全保全能力を向上させたいと思ってきたからです。とにかく、登る能力だけが向上したクライマーはとんでもなく怖いですから。しかし、ここにきてクラック技術を習得しておきたいと思いました。フリークライミングインストラクターの長門さんにお願いしました。
佐久・湯川へのアプローチは好きです。佐久周辺は内陸的な気候で思ったより安定的です。甲府で雨なのに佐久周辺では天気が良かったという経験は多いのです。また、他の人と現地で待ち合わせの場合、1時間以上早く到着するようにしています。理由は車の混雑が予測できないからです。しかし、今回は高速道路が順調で集合場所に2時間近くも早く到着です。音楽を聴きながら気分のよい青空と小海線の列車をカメラをおさめていました。撮鉄状態です。
長門さんと他の受講者さん挨拶をして、集合場所からクライミング場所まで行きます。冬の林道は氷でガチガチですから林道内部まで基本入りませんが、夏なので草木を分けながら自動車で入ります。駐車後5分程歩けば岩場です。
私はクラックが初めてですから、テーピングから習います。テーピングの巻き方について基本バージョンと強化バージョンを習います。次に、ジャミング方法について習います。親指を曲げることで「母子球」を緊張さえることが基本。指で押さえるのは補助的など、基礎を教えて貰う。その後、適当なクラックでぶら下ってみます。結構手が痛いです。次に簡単なルートでトップロープを張ってもらい練習です。とにかく、ハンドジャミングの練習ですが、少し気が緩むとジャミングが外れます。よくよく考えてみると普通の登攀は足の位置を意識しますが、足を意識した途端、手の緊張が取れ緩むのです。逆に、ジャミングを高く意識してしまうと足がいい加減になってしまいます(笑)
なかなか面白いのです。クラックがこんなに面白いとは思っていませんでした。最近、普通のボルダリングはムーブや保持力が高度過ぎて肉体的にしんどく、楽しめないのです。
同じルートで練習します。3度目チャレンジした時、ズルと手が滑って血が出てきました。最後にフットジャミングも練習も行いましたが、足も痛いです。
分かりません、慣れないからだと思いますが、手も足も痛いです。しかし、何かコツを掴んでおかなければ次に繋がりませんから、何度か打ち込みます。ハンドジャミングの方は何となくわかってきましたが、足の方は最後まで分かりません。夕方少し暗くなってくるまで練習をさせていただきました。
帰宅後、手の甲が少し腫れているのに気づきます。根性で頑張りすぎました(笑)
ところで、最近、自分がリーダーの時が多くトップロープの設置や安全対策を講じてややストレスフルです。しかし、今回はとても楽しめています。登ることだけに集中できました。今後、繰り返し練習したいものです。また、研究対象が増えました。山登りは深いです。まだまだ学ぶことがあります。
全体的に楽しい講習会でした。ありがとうございました。