奥多摩・酉谷山(残雪期登山)

日時 :2019年04月06日
目的 :残雪期登山
山域 :奥多摩・酉谷山(残雪期登山)
メンバ:私(ソロ)

東日原駐車場(7:00)⇒天目山(9:30)⇒坊主山(割谷ノ峰)(11:00)⇒酉谷山(13:00)⇒天祖山(17:00)⇒(19:30)東日原駐車場

今日は、辛い登山であった。下山時に足を引きずったのは久しぶり。

雲取山の東側に、酉谷山というマイナーな山がある。馬蹄のようなコースで登山ができるのでトレーニングには良いと思った。初めてのコースなので、残雪期のフル装備でロープや軽量ハーネスも持っていく。但し、靴下をスマートウールからモンベルの厚手を着る。厚手のスマートウール製があればいいのだが、無いのでモンベルのもの。

この靴下がやばかった。

登山を始めた頃のように靴ズレを起こし、足の小指と薬指が激痛で爪がもげ出す。小さく合わなくても、何万歩もあるくと影響がある。 普通、20kmの登山なら疲れるが辛くはない。30kgを背よって高尾トレーニングではなんともなく、筋肉的疲労で済む。 しかし、日帰りの軽い荷物で、「靴ズレを起こし、足の小指と薬指が激痛」エスケープしようと思ったが、そのルートは崩壊で通過できないとお札。致し方なく、痛みを我慢しながら引きずってしまう。

標高1700メートルから一気に下るとき、出血しているのが分かる。ビバークすることも考え方が、明日は歩けないような気がするので、歩けるところまで。もう拷問状態。奥多摩らしく整備されていないところが多いので、危険なところがあるから精神的にも緊張する。 何とか車に帰ってきて登山靴を脱がずに帰宅。いま、拷問のように靴を脱いでお風呂で手当てして何とか痛みを抑えている。

久しぶりだった。
いつも登山をしているしきちんとトレーニングをしている。しかし、当日のコンディションが悪いとこんなことになる。能力があってもコンディションが悪いと、それは事故を誘発してしまう可能性があることに、改め思った。足の痛みを抑えるために体のバランスが崩れ、本来のパフォーマンスがでない。山ではそんな痛みが体全体に影響をおよぼる。 スマートウール製を履き、良いコンディションでトレーニングしてきた体力を過信している自分に反省して、ある程度のトレーニングは必要だが、当日のコンディションに重点を置くべきだ。

・基本的な体力・筋力を保持しているなら、当日のコンディションを整える方が大事 という教訓を学んだ一日だった。

距離  25.8km
記録時間 12:28:18
累計高度(+) 2,845m
累計高度(-) 2,822m
消費カロリー 5008kcal





登りはとても4月らしい明るい。
酉谷山の避難小屋、とてもきれい。
天祖方面へ向かいます。
林道へ出る最後の下り。危険です。思っている以上に危険で特に落石に注意が必要です。