近くの田んぼにヤギが放牧されている事実にびっくりする。ぬいぐるみと思って近づこうとしたら、グニャリと首が回り、見つめられた。ここは東京都だぞ。
東京・高尾山の笑いと優しさ
今日も、不思議な一日だった。
明日ガン検診なので山登りも無理せず、高尾山でボッカトレーニング。重い荷物なのでゆっくり歩いて休憩を繰り返していると、
Are you japanese?
といきなり声をかけられ、yes と応えたのに、英語で道を聞いて来る60代の女性がいた。
それからゆうやけこやけからバスに乗って高尾駅で京王側へいこうと思ったら、アジア系の女性から、
Are you japanese?
と声をかけられた。また、yes と応えたのに、高尾山口までのルートを聞かれる。
そんなに外国人に見えるのかな
山梨県・奥多摩・乾徳山(冬山トレーニング)
日時 :2018年2月04日
目的 :冬山トレーニング
場所 :山梨県・奥多摩・乾徳山
乾徳山登山口駐車場(6:30発)→(6:50着)乾徳山登山口→銀晶水→(9:00着)国師ヶ原→(10:15着)月見岩→(11:00着)乾徳山手前200M(11:30発)→同じルートで下山
乾徳山手前200Mで撤退しましたが、天気のよい登山でした。
昨年の夏山で登って以来大好きな山になってしまいました。岩場の通過はとても学ぶことが多いものですが、今回は難所では撤退する判断をしました。ロープを持っていたので確保できる技術は十分ありましたが、それでも、撤退することにしました。あと200メートルで頂上です。
前回登った時より、登山道に近いところに駐車場があることを知って車で林道を進みます。出発は6時半ですが、誰もいません。前日までに雪が降ったようでトレースもなく誰もない快適な山登りの始まりです。林道を進み登山道に入ります。天気はよく登りはじめは気温は低かったのですが徐々に暖かくなってきます。
雪が思ったよりあるので、歩きやすく空気も綺麗です。前後誰もいないので少し登山道をズレて登りました。30分ほどで旧林道出て登山道に戻りました。国師ヶ原では雪が積もっており、ワカンが必要かな、と思いました。少しばかり体力が消費されますが、通過するとすぐに必要なくなります。月見岩では、冬らしく青々した空を観ることが出来ます。富士山もとても綺麗です。ここからは岩場ですが、アイゼンでは岩が多くなかなか難しのでつけずに進んだ方が無難です。幾つか鎖場を通過して、難所です。ここは大きく外部にトラバースところがあり危険です。本来なら確保が必要なところですが、私を抜かしていった男性が確保なしで登っていきます。岩場に付着する雪が多いので、滑ってしまうと200メートルダイレクトに滑落です。夏場では滑落する可能性は極端に低いですが、雪が着いている場合、そうはいきません、きちんと確保すべきです。
私も通過しようと思いましたが、まぁ、ロープの繰り出し等、準備するのならば、撤退することにしました。安全に問題なく進む事は出来たと思いますが、モチベーションがありませんでした。それでさっさと下山する判断をします。すでに頂上付近ですし十分トレーニングになりましたのであまり挑戦する必要もないので撤退です。
ゆっくり下山して一組の集団に出会ったくらいで、登山も少なく快適な登山となりました。
神奈川県・丹沢山・三叉路登山口(トレラン)
日時 :2018年1月13日
目的 :体力トレーニング・トレラン
場所 :神奈川県・丹沢山・三叉路登山口
宮ケ瀬付近駐車場(7:30)-高畑山(9:30)-本間の頭-無名の頭-大礼の頭-(12:00)丹沢山⇒下山は同じ⇒宮ケ瀬駐車場(15:30)
1/13日の時点は雪も殆どなく、快適なトレランとなりました。22km程度でやや長めのルートで夏場はヒルがわんさかいます。
宮ケ瀬付近駐車場からスタートし三叉路登山口まで道路を歩かなければならないのですが、地形を観ると駐車場から始まる尾根は登れそうです。それで地形図を調べてみると、春ノ木丸という小さな山頂に続くルートから登山道があったらしく、そこを登ることにします。入口に少し手間がかかりましたが、登山道はしっかりしており順調に登って行きます。天候もよく気分の良いルートです。
30分程で春ノ木丸です。着くと、宮ケ瀬ダムが非常に綺麗です。ここまで来て下山するだけも価値があるでしょう。そこから、三叉路登山口から続くルートへ向かいます。地図にないので、少し分かりにくいところもあります。登りは大丈夫でしょうが、下りを間違えそうです。
通常のルートに出て、しっかりした登山道は登って行きます。冬ということもあって見通しも良いです。高畑山をトラバースするルートは危険なところがありますが、それでもまず問題はありません。しかし、落石の可能性が高いところ、足場が悪いところが、このトラバース以外でも結構あり、緊張感が必要です。
ここで後ろを観ると登山者がいてびっくりしました。通常トレランモードの山登りでは抜かされることはありませんが、普通の登山者が私を抜いていきました。トレランなのに情けないものです。
本間ノ頭までは長いルートで林の中ですが、本間ノ頭からは稜線に出ます。急に風が強くなり寒さを感じます。よって、万が一のビバークポイントを設定するには、本間ノ頭まで戻れば安全だということになります。ここから、本間の頭-無名の頭-大礼の頭とピークを幾つか越えていきます。結構アップダウンがきついですが、相変わらず、木の階段がありますから快適です。
それらを超えると、目の前に丹沢山が目の前に見えます。山頂付近は少しなだらかになっていますので、なかなか山頂の標識につかないのです。急に明るくなると丹沢山です。気持ちの良い景色ですが、寒いのでさっさと下山です。こんな山頂でのんびりするのは危険ですが、大勢の人がくつろいでいました。
下山ルートは同じですから、あまり怖くありませんが、アップダウンのある大礼の頭・無名の頭・本間の頭は下山にはキツイです。風も強く下山は寒さを感じてしまいます。ゆっくり下山をして、通常のルートで三叉路登山口に到着です。
<感想>
本当によいトレーニングコースです。夏場は非常に熱くヒルも多いので登りませんが、冬場は環境的にもよく、やや危ないところを除けばちょうど、傾斜が緩いので負荷的にはちょうどよいものです。
南八ヶ岳縦走(天女・権現岳・赤岳)【撤退】
日時:2017年1月2日-3日
目的:雪上トレーニング
山行:南八ヶ岳縦走(天女・権現岳・赤岳)【撤退】
:中辻(ソロ)
さて、毎年冬に一回は来るコースです。なかなか醍醐味がありますし、安全地帯も良く理解していますから、万が一への対処も結構できるコースです。しかし冬の縦走は大変で気象状況で殆んど撤退することが多いのも魅力の一つです。
昨年もチャレンジしましたが、撤退。そして、今回も撤退となってしまいました。
予備日を合わせて3泊程度の準備をして、天女口を出発です。気象分析をして冬型になるのでその勢力次第では荒れることも理解した上の登山です。
1日目は冬型の気圧配置ですが、八ヶ岳の南側は晴天になることが多いのです。これは北風(本当は北西)になると高い尾根が幾つかありますから、その地形の影響を受けるからです。予想通り、綺麗な青空となって気分のよい登山となりました。しかし、稜線に出始めると風が出てきます。特に三ツ頭からの稜線は北風を遮るものがありません。
翌日の天候はさらに冬型が強くなることが予測できます。それ以上行くと危険ですから、風の影響が少ないところでテントを張り、防風対策を準備して停滞です。この場所標高2600M付近です。地形を鑑みると、北風の場合、風を防ぐことができることです。そうしたら、設営後あっと言う間に風が強くなり、視界が殆んど観えない状況になってきました。夕方になると暴風です。21時頃から雪も降り出しトレースが消えます。
翌朝、日が出るとやや風がおさまりますが、これは一時的なことだとすぐに理解できます。また、5日は低気圧が接近して荒れることが予測できます。冬型で天候が荒れても実は北風を防ぐ地形の場合、風が安定するケースがあるのですが、低気圧の場合はダメです。これは本格的に荒れることになり、今テントを張っているところも危険な状態になります。何かトラブルがあって5日まで山にいたとしましょう、そうしたら気象遭難の可能性が高くなります。それはリスクです。
よって、この一時的に風が収めっている間に下山です。それでも視程2メートル程で下山ルートを間違わないように慎重に下ります。暴風の稜線を超え、何とか南斜面の尾根へ、昨日雪が無かったところでも40cm程積もっておりました。その後、南斜面は北風の影響を受けなくなるので、徐々に視界が見え、下山しました。
1泊で大きく風景が変わった山ですが、良くあることです。風対策をしっかりしていれば低体温症にはなり抜くいものです。ですから、慌てずしっかり安全よりの判断をしたいものです。
今回も撤退でしたが、山で1泊をして山の移り変わりを体験することができました。ありがとうございます。
登山プロフィール
登山プロフィールを更新しました。
【技術】効果を感じた栄養
理屈ではなく自分で確かめること。身体には個性があるので自分でしか確かめることができない。
インターネットで調べると分かるが、栄養学等などで「○○○効果がある」「○○○は代謝を促進する」などを理屈を交えて書かれている。教科書を観てもそうなんだろう、と思うが、しかし、いつも本当か?、と疑問を持っている。理屈を幾ら述べても意味がないのは、実際行動して初めて分かることがあるからで、そういう経験から学んだ方がもちろん説得力があるような気がする。。
僕は山登りは結構経験している。その中で自分が効果があったと思うことを掲載する。もちろん、私は医者でも栄養士でもないし健康維持のための効果でもない。あくまでも、僕が登山中に感じたことであることに注意してほしい。また、前提条件は日頃から運動して健康体であることであろう。
1.前日の夕食ラーメン1杯
登山1日泊以上の入山前に食べに行く。実は楽しみなことの一つ。僕は入山後の行動時、あまり食べないのにエネルギッシュなのはこのラーメンのおかげかもしれない。普段はラーメンは全く食べないが、偶に登山前に食べている程度である。なお、日帰りの登山では効果がなかったのは面白い。
2.ビタミン剤のキューピーコーワアミノV
いろいろビタミン剤を試したが、結局、このビタミン剤が良かった。やや価格が高いのが欠点であるが行動時に飲んでいると疲れにくい。就寝時飲んでしまうと眠れなくなる経験をしているので注意は必要。
3.行動中の羊羹・おにぎり
糖質が必要だ、という「理屈」ではない。糖のタブレット、チョコレートやパンを食べても僕は力が湧いたと思えなかった。疲労も回復しない。しかし、羊羹を食べた途端、体がみるみる温まりポカポカしてきたときは驚いた。それから、いつも持参している。おにぎりも食べ過ぎなければと効果が実感できるが、冬山では凍るのであまりお勧めできない。また、クライミング前に羊羹を食べるとパンプしにくくなる。
4.BCAA
一定の効果が認められるのは下山後の筋肉痛の軽減である。しかし、行動中のパワーに影響があったか、といえば実感がない。また、やはり最近サプリメントには疑問がある。よってBCAAは自然の食べ物から取っるようにしている(酒粕や雑魚などをオリーブオイルで炒めている)
5.食べない方がいいこともある
「理屈」では食べることになっているが、アルパインや冬山では食べない方が精神的にしっかりしている。危険予知能力は断然食べない方が高い。知らないうちに8時間全く食べていないのに快調なことが多い。それでも動けないほど疲労が溜まったことはない。
6.飲みたいだけの水分補給
「理屈」では、のどが渇く前にちょっとづつ水を飲むのがいいと言われているが、これは疑問。僕は飲みたくなった時に、飲みたい量を飲むようにしているが、それが疲労に効果がある。もちろん、おしっこも出るから過剰摂取しているかもしれないが、自分が欲しいと思っていないのに無理やり飲むのは本当に正しいことか。自分の感情を感じ取る、それを犠牲にしてはいけないと思っている。
7.インフルエンザのワクチン(栄養素ではないが一応)
毎年受けているが、冬山でインフルになったことはない。一番問題なのが入山前に感染して入山後発病するケースであろう。どういうわけか、毎年風邪を引いた登山者を見かけるが、しっかし予防してもらいたい。ワクチンは効果がある。
8.ダイエットはしない。
ダイエットで山登りをする人もいるが、山登りはジムのような安全は担保されない。ダイエットと称して意識的に制限を掛けるのは好まない。ダイエットをしなくなってから故障するケースが少なくなった。普段でも運動していればそれに見合った体になってくるので「意識的食べ物の制限」は必要ないと思っている。
9.お酒は飲まない。
平地でもお酒は殆ど飲まないのでもちろん山でも飲まない。自動車の運転時に厳格に禁止されているように登山でも本来判断力の欠如や身体的問題を起こさせるとおもうのだが、どうして酒を飲みながら登山をするのかわからない。
○○のテレビで言っていてた、○○の教科書になっている、などなど「理屈」が巷で溢れているが、結局、今までの常識が覆っているケースが多いことも事実。それより、自分でしっかり考え自分で経験して確かめて納得の上で自分のあった行動をすべきだと思っている。科学的エビデンスもどういう前提条件や分析をしたのかによって結果が変わる。もともと結論ありきのデータ集めをしている可能性もある。よって、山登りは命に関わるから必ず、自分で実験してみて自分なりの解釈を持ってPDCAを回すのが最も良いと思っている。
神奈川県・丹沢・蛭ヶ岳・檜洞丸縦走(トレラン)
日時 :2017年12月30日
目的 :体力トレーニング・トレラン
場所 :神奈川県・丹沢・蛭ヶ岳・檜洞丸・神ノ川ヒュッテ
神ノ川ヒュッテ(6:50)-姫次(9:20)-蛭ヶ岳(10:30)-檜洞丸(13:30) -矢駄尾根分岐(14:10)-神ノ川ヒュッテ(15:30)
丹沢体力トレーニング・トレランです。
軽量リュックサックにビバーク用品を入れスタートです。
前回のトレランに比べてやや長いのと、蛭ヶ岳→檜洞丸の稜線はなかなかアップダウンがありトレーニングにはよいルートだからです。
神ノ川に車を置いてスタートです。トレランですからスタートは寒いですがすぐに温まってきます。登山道に入ると急登です。整備されたよいところを登っていきます。1時間程で「風巻ノ頭」で、そこには綺麗な休憩所があります。ここからは少し傾斜が緩くなりますが、ややヤセたところがあります。慎重に通過します。袖平山周辺は景色がよく気分のよいところです。富士山や南アルプスが良く見えました。また、八ヶ岳もみます。どちらの山も雪化粧で登ってみたくなりました。姫次からは前回のトレランと同じコースですから順調に走り抜けます。
蛭ヶ岳到着後、前回と景色が違って透き通るような青空です。相模湾も良く見えました。少し食べ物を食べすぐに檜洞丸へ向かいます。いきなり急降下でここは危険のようです。確かに積雪期は滑落の危険性が高まるはずです。もし、雪があれば引き返す予定でしたが、全く雪がないので進むことにします。話がそれますが積雪があればきちんとロープを持っていった方がいいところです。ここを慎重に下ります。臼ヶ岳手前まで300メートル程度下りますので、まぁ、八ヶ岳の縦走をしている気分です。臼ヶ岳を超え、最低コルである神ノ川乗越で休憩です。ここまでアップダウンがありますのでやや疲れました。そこから金山谷乗越を通過して、そこから檜洞丸まで一気に登ります。山小屋が見えればもう山頂ですからもうひと頑張りです。
檜洞丸からは12/16日のボッカトレーニングで行ったルートと同じですから、慎重に下山します。12/16日のボッカトレーニング時のときより雪がなく転倒の心配もなさそうでした。矢駄尾根分岐を通過し神ノ川ヒュッテまで戻ってきました。
思ったより長いルートで9時間も掛ってしまいました。もう少し早く行動できる予定でしたが、スピートが上がらず残念です。しかし、雪がなければトレーニングとしてはよいコースでしょう。雪があれば完全武装で向かわなければならないコースですので注意が必要だと思います。
神奈川県・丹沢・檜洞丸(ボッカトレーニング)
日時 :2017年12月16日
目的 :体力トレーニング・ボッカ
場所 :神奈川県・丹沢・檜洞丸・神ノ川ヒュッテ
神ノ川ヒュッテ(6:50)-犬越路避難小屋(8:40)-矢駄尾根分岐(11:00)-檜洞丸山頂(12:10) -矢駄尾根分岐(13:10)-神ノ川ヒュッテ(15:00)
丹沢ボッカトレーニングです。
冬山登山より少し重くしてスタートします。重りは水です。
神ノ川ヒュッテから犬越路避難小屋は落石が多いところです。
丹沢全体に言えることですが、沢筋は崩壊していることが多く落石が頻繁に起こります。天気が荒れなければリスクは減りますが、人的要因や自然要因で大きな落石が起こるものです。トレランであれば素早く通過できるものの、ボッカトレーニングでは速度が落ちますから本来ヘルメットが必要だったことでしょう、これはリスクヘッジ的には失敗しました。
左右の斜面をよく確認しながら、登山道を登っていきます。足場も悪くガレ場です。沢沿いですから致し方ありません。沢を詰めたところが、ちょうど犬越路です。ここから稜線に出ますから、景色もよく気分がよいものです。冬らしく富士山に傘が掛かり、やや風がありました。夏場の嫌らしい湿度もなく虫もいないので、とても快適です。やはり山登りは冬に限ります。
矢駄尾根分岐までは歩きやすい稜線ですが、やせた稜線ですから一部気を付ける必要がありました。数か所鎖場がありますが、使う必要もないでしょう。ボッカトレーニングで鎖を持って登ることは逆に難しいのです。しっかり足を観て登りたいものです。
矢駄尾根分岐に近づくにつれて雪や氷が増えてきますが、多くありません。アイゼンを付ける方が危険リスクが高くなりますから慎重の通過します。富士山が綺麗なルートで気分も高揚してきます。徐々に進んでいきます。矢駄尾根分岐通過後は、檜洞丸まで一気に登ります。ここからはかなり整備されており階段を登って山頂です。丹沢とはいえ山頂でながなが居座るのは危険ですから、少しおにぎりを食べてすぐに下山です。矢駄尾根分岐まで戻ります。着氷がある為幾つか気を張りますが、スピードを上げます。矢駄尾根分岐で重りの水を解放して「超軽い」状態で登りと別の尾根で下山です。
簡単な岩稜もあり、ボッカトレーニングとしてはとてもよいルートです。落石の危険があるので、人的要因や自然要因リスクがある場合は別ルートを選んだ方が良いですが、それを含めてトレーニングしたい、という方はよいトレーニングになるかもしれません。
今回も気分のよい山登りになりました。
伊豆・城ヶ崎(クラック講習会)
日時 :2017年12月10日
目的 :クラック・クライミング講習会
場所 :伊豆・城ヶ崎
クラック講習会です。今回も長門さんにお願いしました。
年齢は私より若いですがクライミングは卓越しています。
さて、城ヶ崎でのクラック練習ですが、相変わらず、一発目から登れません。ハンドジャミングの方法論ではなく全体の体の動き方が掴めません。無理矢理保持力で登れば登れますが、クラッククライミングではないのでなかなか難しいものです。インストラクターの動きをよく確認しますが難しいものです。
よく私は頭でっかちだ、と言われるのですが、人にはそれぞれ理解の仕方にタイプがあります。理解をせず、単に登るだけ、では意味がない。ハンドジャミングもハンドジャミングだけを考えても登れないはずです。身体全体の動きと連動して、その動きに合わせたジャミングをしているはずです。その身体全体の動きをしって練習しないと到底の登れるような気がしない。
スポーツは「やってみること」という人がいますが、それは子供の頃までです。身体的動きに制限を受ける大人の場合、「なぜ、そうなるのか」からその動きの解釈が必要で、その解釈に基づいてチャレンジしないと登れないものです。英語の学習と同じで成長期であればネイティブに接して取り敢えずコミュニケーションを取れば自然に身に付きますが、やはり大人になればそれなりの英単語や文法を覚えなければ理解することも話す面白さもありません。
よって、自分なりに自分の個性を知って、どういう練習をしていくのかを考えておく必要があります。
講習会を通じて、練習回数を増やしながら、チャレンジをしたいと思います。